18日、ウクライナ軍が破壊したとして公開したクルスク州の橋=AP

【キーウ=共同】ウクライナ軍は18日、越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州で新たに橋を破壊したとする映像を公開した。16日には別の橋の破壊を発表していた。二つの橋は州内を流れるセイム川に架かっているとされ、相次ぐ橋の破壊はロシア軍の補給に打撃となる可能性がある。ウクライナメディアが報じた。

ウクライナのゼレンスキー大統領は17日の声明で、越境攻撃について「作戦は想定通りに進んでいる。われわれは陣地を強化し、足場を固めている」と強調した。

一方、ロシア国防省は18日、クルスク州に越境攻撃しているウクライナ軍を各地で撃退したと発表した。侵略を続けるウクライナ東部ドネツク州では集落スビリドニウカを制圧したと表明。この集落から約20キロに位置するポクロウシクに向けて前進を続けている。

ウクライナの首都キーウ(キエフ)市当局によると、18日早朝にロシア軍のミサイルや無人機による攻撃があったが、いずれも迎撃した。死傷者の情報はないという。

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