【モスクワ=共同】タス通信によると、ロシア南部ボルゴグラード州スロビキノの刑務所で23日、複数の受刑者が職員を襲撃して人質に取って立てこもり、刑務当局は職員4人が刃物で刺されて死亡し、複数の負傷者が出たと発表した。治安当局は突入作戦で中央アジアのウズベキスタンとタジキスタン出身の襲撃犯4人を殺害した。
襲撃犯らが撮影したとみられる映像では、襲撃犯は過激派組織「イスラム国」(IS)のメンバーだと名乗り、3月にモスクワ郊外のコンサートホールで140人以上が犠牲となった銃乱射テロでイスラム教徒が拘束されたことへの「復讐だ」と主張した。
ロシアでは6月にも、南部ロストフナドヌーの拘置所でISメンバーとみられる受刑者が立てこもり、職員を人質に取る事件があった。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。