【ニューヨーク=時事】トランプ前米大統領の暗殺未遂事件を受け、大統領警護隊(シークレットサービス)は職員5人を警護業務から外し、事務作業の担当へと配置換えした。米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などが23日、報じた。
対象となったのはトランプ氏の身辺警護担当1人と、事件が起きたペンシルベニア州内の事務所長ら。同警護隊は再発防止のため内部調査を進めており、その結果の措置だという。
事件は7月13日、屋外での選挙集会中に発生。銃撃されたトランプ氏は右耳を負傷し、聴衆の男性が死亡した。同警護隊のチートル長官は「失敗だった」と認め、同23日に引責辞任した。
トランプ氏は今月21日、防弾ガラスの使用など警備態勢を強化した上で、屋外での選挙集会を再開した。
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