【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は23日に会談したインドのモディ首相に対し、ゼレンスキー氏提唱の和平案を話し合う「世界平和サミット」の第2回会合をインドで開くことを提案したと明らかにした。大統領府が25日、インドメディアとの会見の動画を公開した。
サミットの初会合は6月にスイスで開かれた。ゼレンスキー氏は会見で、第2回会合は「グローバルサウス(新興・途上国)の国々の一つで開催されるべきだ」と述べ、サウジアラビアやカタール、トルコと協議しているとした。
インドに関しては、民主主義の大国でホスト国にふさわしいとの考えを示した。ただ、インドは初会合で採択された共同声明への支持を見送っている。ゼレンスキー氏はインドで第2回会合を開くには、インドが共同声明への支持を表明する必要があると主張した。
ゼレンスキー氏は7月、第2回会合にロシア代表が参加すべきだとの考えを示し、11月には開催準備を整えたいとの意向を示していた。初会合ではロシアは招待されず、中国は欠席。インドは参加したが、モディ氏は出席しなかった。
ウクライナは、ロシアに影響力を持つ中印と連携してロシアに圧力をかけ、ウクライナ主導での戦争終結を模索する考えだ。
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