【キーウ共同】ロシアが接近を強めている西アフリカのマリやニジェールの軍事政権が、相次いでウクライナとの断交を発表した。一方のウクライナは今月上旬、クレバ外相がアフリカ歴訪を敢行。双方が支持獲得を狙い、アフリカを舞台に外交合戦を繰り広げている。  マリでは7月下旬、反政府勢力とロシア民間軍事会社ワグネルやマリ軍との交戦で多数のワグネル戦闘員が死亡。マリの軍政は8月4日、反政府勢力を支援したとしてウクライナとの断交を明らかにした。  交戦後にウクライナ政府高官が反政府勢力側への情報提供に言及し、マリの軍政は断交に際し「主権の侵害だ」と反発。6日に同調するニジェールも断交を表明した。


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