【ニューヨーク=共同】国連は27日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ中部デールバラハの一部に出した退避要求が、同地を拠点とする国連の人道支援活動を阻んでいると批判し、イスラエルに国連職員や施設の安全確保を要請した。国連はガザにとどまり、支援を続けると強調した。
国連によると、200人以上の国連関係者がデールバラハで活動している。ガザでは今月、ポリオ(小児まひ)の感染が確認されており、近く始めるワクチン接種活動への影響も懸念した。
国連高官によると、ガザ最南部ラファへのイスラエル軍による退避要求で、人道支援活動の拠点がラファからデールバラハに移った。しかし、今月25日に出されたデールバラハの退避要求で、26日の支援活動の一部が中断を余儀なくされた。
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