中国国防省の呉謙報道官=2020年(同省ホームページから・共同)
【北京共同】中国国防省の呉謙報道官は29日の記者会見で、26日の中国軍機による初の日本領空侵犯について「深読みしないことを望む」と強調し「両国は外交ルートを通じて意思疎通を保っている」と述べた。日本国内を中心に侵犯の意図や目的を巡り批判的な意見が相次いでいることを意識した発言とみられる。 中国外務省は27、28日の記者会見で「いかなる国の領空にも侵入するつもりはない」との説明を繰り返した。中国共産党序列3位で国会議長に相当する趙楽際・全国人民代表大会(全人代)常務委員長も28日、訪中した超党派の日中友好議員連盟の二階俊博会長らと会談した際「意図的ではなかった」と伝えた。
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