モスクワで開催された会議に参加するポポフ国防次官=2017年4月(ロシア国防省提供・タス=共同)

 【モスクワ共同】ロシア連邦捜査委員会は29日、2013年から今年6月まで国防次官を務めたパベル・ポポフ容疑者を詐欺容疑で拘束したと発表した。ロシア国防省の幹部ら数人が逮捕されているモスクワ郊外の軍備展示施設「愛国者公園」に関連した汚職捜査で容疑が発覚した。タス通信などが報じた。  ポポフ容疑者は、今年5月に国防相を退任したショイグ安全保障会議書記が非常事態相だった時、約4年にわたり次官を務めた。仕えた期間は計14年以上に及び、信任が厚い側近だったとみられる。  連邦捜査委員会はポポフ容疑者やその家族がモスクワの高級住宅地などで所有する総額5億ルーブル以上の不動産購入の合法性も調べるという。


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