【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(8月29日の動き)
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ウクライナ軍 F16戦闘機が墜落 米メディア「大きな打撃」
ウクライナ軍参謀本部は29日、ロシア軍によるミサイル攻撃に対応していたF16戦闘機が、交信が途絶えたあと墜落し、パイロットが死亡したと発表しました。
F16が欧米側から供与されて以降、ウクライナ軍が墜落を発表したのは初めてです。
この発表に先立ち、アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」はF16が墜落したのは今月26日で、原因については、アメリカ当局者の話として「敵に撃墜されたわけではないようだ」とした上でF16の操縦経験が浅いパイロットを実戦に投入する危険性を指摘しています。
F16を巡ってウクライナ側は、ロシア軍と戦う上で不可欠だとして欧米側に供与を求め続けてきました。
ゼレンスキー大統領は今月4日、F16がウクライナに到着したことを発表したのに続いて、27日にはロシア軍による大規模攻撃を受けて戦闘任務に就いたことを明らかにしていました。
「ウォール・ストリート・ジャーナル」はウクライナにとって、数少ないF16の1機を失ったことは「大きな打撃だ」と伝えています。
ロシア 石油製品生産量の統計の公表を停止 無人機攻撃相次ぐ中
ウクライナ軍の無人機によるロシアの石油貯蔵施設などへの攻撃が相次ぐ中、ロシア連邦統計局は、石油製品の生産量に関する統計の公表を停止しました。生産量の低下による市場の混乱を防ぐ目的があるとみられます。
ロシア連邦統計局は28日に公表した統計の中で、ディーゼル燃料や重油などの石油製品の生産量に関する月別の統計を公表しませんでした。
5月のガソリンの生産統計の公表停止に続くもので、連邦統計局は「ロシア政府の決定に基づく措置だ」としています。
地元メディアは「このような情報の開示によって市場操作が行われるおそれがある」とするエネルギー省の説明を伝えていて、生産量の低下による市場の混乱を防ぐ目的があるとみられます。
ロシアでは28日、ウクライナとの国境からおよそ1200キロ離れた中部キーロフ州などで石油貯蔵施設へのウクライナ軍の無人機による攻撃が相次いだと、地元の知事が明らかにしました。
イギリスの公共放送BBCは23日、ロシア国内やロシアが掌握しているウクライナの地域にある石油貯蔵施設や製油所へのウクライナ軍による攻撃は、ことしに入り少なくとも64回に上ったと伝えています。
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