ウクライナのゼレンスキー大統領はF16戦闘機墜落の調査に乗り出した(8月)=AP

【キーウ=共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、空軍のオレシチュク司令官を解任した。大統領府が発表した。理由は明らかにしていないが、北大西洋条約機構(NATO)加盟国から供与された米国製F16戦闘機1機が26日に墜落して操縦士が死亡しており、解任と関係している可能性がある。

ゼレンスキー氏は通信アプリに「兵士を守る必要がある」と投稿した。ウクライナ軍によると、墜落機はロシア軍の巡航ミサイルの迎撃任務に当たっていた。ウクライナは米国と共同で墜落原因などの調査を開始した。

ウクライナ第2の都市、東部ハリコフ市に30日、ロシア軍の攻撃があり、地元当局によると、子どもを含む少なくとも6人が死亡、約60人が負傷した。誘導滑空爆弾が使われたとみられる。集合住宅が損壊し、火災が起きるなどした。

ウクライナ外務省は30日、ロシアのプーチン大統領が9月3日に訪問する予定のモンゴルに対し、国際刑事裁判所(ICC)の逮捕状に基づいてプーチン氏を拘束するよう求める声明を出した。

ICCは昨年3月、ウクライナ侵攻に絡む戦争犯罪容疑でプーチン氏に逮捕状を出した。モンゴルはICCの加盟国。

ロシア国防省は30日、ウクライナ東部のハリコフ、ルガンスク、ドネツクの3州で計3集落を制圧したと発表した。

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