【NQNニューヨーク=川上純平】3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落して始まり、午前9時35分現在は前週末比171ドル44セント安の4万1391ドル64セントで推移している。前週末まで連日で最高値を更新した後で、主力株には利益確定売りが出ている。ダウ平均の下げ幅は400ドルを超える場面がある。
ダウ平均は米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げに転じるとの見方から前週末に最高値を付けた。短期間で大幅に上昇した後で、主力株に利益確定の売りが出ている。今週は8月の米雇用統計など多くの経済指標の発表があり、利下げのペースを見極めようという雰囲気がある。
3日午前発表の8月の米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景況感指数は47.2と、7月(46.8)から改善した。一方、ダウ・ジョーンズ通信がまとめた市場予想の47.9に届かなかった。米景気の先行きへの不安から、株売りが膨らむ場面がある。
インテルやシェブロン、キャタピラーが下げている。アナリストが投資判断を引き下げたボーイングの下げも目立つ。半面、ビザやベライゾン・コミュニケーションズ、IBMは上昇している。
ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は反落して始まった。エヌビディアやマイクロン・テクノロジーといった半導体関連銘柄の下げが目立つ。
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