コンゴ民主共和国の内相などによりますと、首都キンシャサにあるマカラ中央刑務所で2日、多数の収容者が脱獄を試みたということです。

この際に129人が死亡し、このうち
▽24人が警備担当者などに撃たれて死亡し
▽105人が逃げ出そうとした際に押し合って倒れて、窒息死するなどしたということです。

このほか59人がけがをしました。

刑務所では火災も発生したということで、現場からの映像には、施設が焼けて煙が立ち上り消防隊員が消火活動にあたっている様子や、施設の壁などが焼け焦げて黒くなっている様子が写っています。

コンゴ民主共和国の内相はSNSで事態はすでに鎮静化し、捜査を継続していると投稿しました。

国際的な人権団体によりますと、この刑務所では1500人の定員に対して、去年の時点で1万2000人以上が収容されていたということで、人権団体はコンゴ民主共和国の刑務所では施設の深刻な過密状態が続き、水や食料、医薬品が不足していると指摘しています。

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