11月5日が投票日のアメリカ大統領選挙は、与党・民主党のハリス副大統領と、政権奪還を目指す野党・共和党のトランプ前大統領が、それぞれ党の候補者に指名され、選挙運動を本格化させています。
政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、全米を対象にした各種世論調査の支持率の平均は、8月30日の時点で、ハリス氏が48.1%、トランプ氏が46.2%で、競り合いが続いています。
ハリス氏は、バイデン大統領の選挙戦からの撤退表明により党の大統領候補となって以降、若さを前面に出すとともに、中間層を重視する姿勢を打ち出して、支持を広げてきました。
対するトランプ氏は、バイデン政権がインフレ対策やメキシコとの国境管理で結果を示せなかったとして、副大統領を務めてきたハリス氏の責任を追及する構えです。
9月10日には両者による初めてのテレビ討論会が予定されています。
まだ投票先を決めていない有権者の選択に影響を与える可能性もあり、その行方に大きな関心が集まっています。
世論調査の詳細 7つの激戦州でも激しい競り合い
政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によりますと、全米を対象にした各種世論調査の平均では、8月30日時点でハリス副大統領を支持するとした人は48.1%、トランプ前大統領を支持するとした人は46.2%と、ハリス氏が1.9ポイント上回っているものの、きっ抗しています。
バイデン大統領が選挙戦からの撤退を表明する直前のことし7月20日時点では、トランプ氏を支持するとした人が47.8%、バイデン氏を支持するとした人が44.8%で、トランプ氏が3ポイントリードしていました。
大統領選挙の結果を左右するとされる7つの激戦州では、支持率の平均値は、9月4日の時点では、ハリス氏が47.7%、トランプ氏が47.5%で、きっ抗しています。
このうち、ネバダ州とウィスコンシン州、それにミシガン州とジョージア州の4つの州では、ハリス氏がわずかながら上回っています。
一方、アリゾナ州とノースカロライナ州の2つの州では、トランプ氏がわずかながら上回っています。
ペンシルベニア州では2人とも47.2%で並んでいます。
7つの州でのそれぞれの支持率のポイントの差は、最も離れているウィスコンシン州でも1.4ポイントで、激しい競り合いとなっています。
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