独のイスラエル総領事館近くで銃撃戦 警察が男を射殺 テロか

ドイツ南部ミュンヘンで、5日朝、イスラエルの総領事館の近くで銃を持った男と警察との間で銃撃戦が起き、男は射殺されました。

警察によりますと、射殺されたのはオーストリア国籍の18歳の男で、ほかにけが人はいませんでした。

5日は52年前、1972年のオリンピックのミュンヘン大会で、イスラエル選手団がパレスチナの過激派に襲撃され11人が犠牲になった事件が起きた日です。

検察と警察は共同声明を発表し、男がイスラエルの総領事館へのテロを行おうとしていたとの見方を示し、動機などについて捜査を進めています。

また、地元メディアは、男をめぐりイスラム教の過激思想に影響を受けていた可能性があるとみてオーストリアの当局が自宅を調べていたと伝えています。

ドイツでは、8月下旬、イベントの参加者が襲われ3人が死亡し、過激派組織IS＝イスラミックステートが犯行を主張する事件が起きていて、当局が警戒を強めています。