ブリンケン米国務長官は5日、来年1月に民主党のハリス政権が発足した場合でも、国務長官の職には留任しない考えを示した。
訪問先のハイチでの記者会見で語った。ブリンケン氏は、11月の大統領選で民主党が勝利した場合に留任の求めに応じるかを問われ、「先週、子どもたちと休暇を過ごした。子どもたちと過ごす時間が増えることは楽しいことだ」と語った。「私が考えているのは、この政権と1月(の政権移行)のバランスだけだ」とも述べた。
ハリス副大統領が当選した場合、基本的にはバイデン政権の外交政策を引き継ぐとみられているが、外交を率いる顔ぶれは変わることになる。
ブリンケン氏は2021年1月、バイデン政権の発足に合わせて国務長官に就任。バイデン大統領の副大統領時代の国家安全保障担当補佐官なども務めた。
2児の父であるブリンケン氏は国務長官就任以来、世界各地に頻繁に外遊している。家族との時間を増やすことが来年1月の退任の主な理由とみられている。(ワシントン=清宮涼)
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