これはEUの気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」が6日、発表したものです。
それによりますと先月の世界の平均気温は16.82度で、8月としては去年の8月に並んで、記録のある1940年以降最も高くなったということです。
地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」に基づき、各国は世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べて1.5度に抑えるよう努力することを目標に掲げています。
8月の平均気温は産業革命前と比べて1.51度高くなり、目標の達成が難しい状況となっています。
コペルニクス気候変動サービスは2024年が最も暑い年になる可能性が高まっているとしたうえで「温室効果ガスの排出を減らす緊急的な措置を取らないかぎり、この夏見られたような気温に関係する極端な現象はより激しくなり、人々や地球に壊滅的な結果をもたらすだろう」と警鐘を鳴らしています。
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