【ワシントン共同】バイデン米大統領は11日、米中枢同時テロから23年になったことに合わせて「奪われた2977人の尊い命を決して忘れない」との声明を発表した。米社会でリベラル派と保守派の深刻な分断が続く中、団結の精神を取り戻そうと国民に呼びかけた。  声明は「23年前のこの日、テロリストたちは私たちを屈服させられると信じていた。恐怖に直面した私たちは国を守り、互いに助け合うために団結した」と振り返り「今日、米国は『決して忘れない』という尊い誓いを新たにするために団結する」とした。  次期大統領を目指すハリス副大統領も声明で、テロの後、悲劇を乗り越えるために米国民は結集したとし「米国では団結が可能だと改めて思い起こさせた」と指摘した。


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