目次

  • 海上保安庁「すでに落下したとみられる」

  • 韓国軍「北朝鮮 短距離弾道ミサイルを数発 発射」

海上保安庁「すでに落下したとみられる」

防衛省は、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと12日午前7時16分に発表しました。

その後、海上保安庁は防衛省からの情報として、「弾道ミサイルの可能性があるものは、すでに落下したとみられる」と発表しました。

複数の防衛省関係者によりますと、発射されたものは日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したとみられるということです。

海上保安庁によりますと、これまでのところ船舶への被害の情報は入っていないということです。

北朝鮮が弾道ミサイルや、弾道ミサイルの可能性があるものを発射したのは、7月1日以来でことし10回目です。

防衛省が発射の目的を分析するとともに、警戒と監視を続けています。

韓国軍「北朝鮮 短距離弾道ミサイルを数発 発射」

韓国軍合同参謀本部は、北朝鮮が午前7時10分ごろ、首都ピョンヤン付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイルを数発、発射したと発表しました。

北朝鮮による弾道ミサイルの発射はことし7月1日以来で、北朝鮮は当時、「超大型弾頭」を装着できる新型の戦術弾道ミサイル「火星11型」の発射実験を行ったとしていました。

その後、北朝鮮は、韓国を狙う弾道ミサイルの移動式発射台を大量生産して前線部隊に実戦配備すると明らかにしていて、アメリカ軍と韓国軍に対する抑止力を強化する姿勢を示していました。

一方、米韓両軍は8月、定例の合同軍事演習「ウルチ・フリーダム・シールド」を行ったほか、先週は大規模な上陸訓練を報道陣に公開していました。韓国軍は、アメリカ軍とともに飛行距離やミサイルの種類などを詳しく調べています。

岸田首相 迅速・的確な情報提供など指示

北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことを受けて、岸田総理大臣は、
▽情報の収集と分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行うこと、
▽航空機や船舶などの安全確認を徹底すること、
▽不測の事態に備え、万全の態勢をとることを指示しました。

船舶への被害情報なし

北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたことを受け、海上保安庁が日本周辺の海域で被害などの確認を進めていますが、これまでのところ船舶への被害の情報は入っていないということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。