オーストラリア軍は、2005年から2016年にかけてアフガニスタンに派遣されていた兵士25人が、民間人や捕虜合わせて39人の殺害などに関わったとする調査報告書を4年前に発表しました。

報告書には遺族への賠償など143の勧告が記されていて、オーストラリア政府はこれらに沿って対応を進めてきました。

そして、マールズ国防相は、当時の指揮官など兵士や元兵士に授与されていた勲章を剥奪したと発表しました。

対象となる人数は明らかにされていませんが、地元メディアは10人未満だとしています。

一方、関わった兵士の捜査は今も続けられているということです。

マールズ国防相は「この出来事はこの先も国家の恥となるだろう。同時に、調査報告書とそれにともなう政府の対応はオーストラリアがみずから責任を負う国であることを国民と世界に対して示すものだ」と述べました。

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