9月13日、韓国最大のユニクロがオープンし、開店前から長蛇の列ができていた。
5年前には韓国で不買運動の対象となっていたユニクロだが、日韓関係の改善を目指す現政権の影響で、多くの客が詰めかけていた。
中でも、韓国限定商品の新作バッグは、品切れが続出するほどの人気だという。
開店前から大行列
韓国・ソウルに13日、国内最大規模のユニクロがオープンし、開店前には50人以上が列を作った。
5年前、韓国で不買運動のターゲットになったユニクロ。
戦後最悪といわれた日韓関係の影響で、売り上げは半分以下に激減した。
ところが、13日朝の韓国・ソウル市では、オープンするユニクロの店舗前に開店前から長い列ができ、中には床に直接座る人の姿まで見受けられた。
約3500平方メートルの店内では、スタッフがあわただしく開店準備を進めていた。
そしてオープンすると、次々と客が店内へ。
駆け出す客の姿もあった。
大勢の客は、脇目も振らずに2階へと向かう。
大勢の客のお目当ては…
カメラがついていくと、2階にも大行列ができていた。
行列の目的は、新作のかばんだ。
続々とかばんを手にして、レジに向かっていく。
取材中のわずかな時間で、売り場の棚の一部があっという間に空っぽになった。
実際に手に取ってみると、非常に軽く、たくさんのポケットがある。
特にメイン部分のポケットはかなり容量が大きく、パソコンやタブレットなどが余裕で入る。
値段は、日本円で約3200円だが、これは日本では買えない限定商品だ。
韓国のほかの店では、品切れが続出するほど大人気だという。
かばんを購入した人は、「かばんが高い評価を受けていて、品切れになりそうなので早く来ました」、「この商品がもともと気に入って買いたかったのですが、品切れになって、『もしかしたら？』という気持ちで来ました。買えてとてもよかったです」と喜んでいる様子だった。
かつての不買運動から一変
ユニクロが不買運動のターゲットとなってから、5年がたつ。
しかし、13日にオープンした韓国最大のユニクロでは、各フロアで多くの客が商品を手にしていた。
来店した客からは「私は日本に留学もしてユニクロが好きです」、「ズボンはほとんどユニクロで買っています。I LOVE JAPAN」といった声が聞かれた。
反日的だった前の政権から、日本との関係改善を目指す今の政権になったことで、環境が一変。
13日のオープンは、変化した日韓関係の象徴とも呼べそうだ。
（「イット！」9月13日放送より）
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
