【ローマ共同】イタリア南部パレルモで14日、移民147人が乗った救助船の入港を拒否し、数週間にわたって海上に立ち往生させたとしてサルビーニ副首相が誘拐などの罪に問われた裁判があり、検察は禁錮6年を求刑した。判決は年内に言い渡される見通し。ANSA通信などが報じた。  サルビーニ氏は、内相を務めていた2019年に救助船が最南端のランペドゥーザ島に入るのを拒否したとして起訴された。この日は出廷せず、不法移民から「イタリアを守ることは犯罪ではない」とX(旧ツイッター)に投稿した。メローニ首相もXで「国境を守る義務を犯罪に変えることだ」と検察を批判した。


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