終戦直後の1945年8月に朝鮮人労働者らを乗せた輸送船が京都府の舞鶴港で爆発・沈没し、500人以上が死亡した「浮島丸事件」を巡り、韓国の遺族会の韓永竜会長(80)は17日までに被害者の詳細な解明に向け「全ての名簿を出す必要がある」と訴えた。韓国・居昌で共同通信の取材に応じた。約4千人が乗っていたとする日本政府は乗船者名簿の一部を韓国政府に提供したが、遅きに失したと批判した。  日本の厚生労働省は従来、名簿を「不存在」としていたが今年に入り日本のジャーナリストの情報公開請求に開示。今月5日に、計約70種の資料のうち19種を韓国政府に提供した。


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