米ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)は18日、イスラエルに対して不法なパレスチナ占領政策を1年以内にやめるよう求める決議案を採択した。日本やアラブ諸国など124カ国が賛成し、米国やイスラエルなど14カ国が反対、英国やウクライナを含む43カ国が棄権した。  国際司法裁判所が7月に占領政策の即時終結を求める勧告的意見を出したことを受け、パレスチナが決議案作成を主導した。総会決議に法的拘束力はないが、イスラエルに圧力をかける狙いがある。  決議はほかに、イスラエルによる入植活動の停止や、パレスチナ人から没収した土地や財産の返還を求めた。各国には、イスラエルに武器を供与しないように要請した。  イスラエルは1967年の第3次中東戦争で東エルサレムやヨルダン川西岸を占領した。その後、エルサレム全域を首都と主張し、西岸では入植活動を拡大、占領の既成事実化を進めている。


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