ロシア ウクライナに軍事侵攻(9月18日の動き)

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ゼレンスキー大統領「ロシア領内で非常に重要な成果」

ウクライナのゼレンスキー大統領は18日、ビデオ演説で「昨夜、ロシア領内で非常に重要な成果が得られた。このような行動は、敵を弱体化させることにつながる。関係者の全員に感謝したい。このような正確さは非常に感動的だ」と述べました。

「ロシア領内での非常に重要な成果」についてゼレンスキー大統領は具体的に説明していませんが、ロシア北西部のトベリ州で18日、撃墜されたウクライナ軍の無人機の破片が弾薬庫に落下し、火災が発生したことを指しているものと見られます。

ゼレンスキー大統領は「ウクライナの長距離戦力を確保してくれている戦士たちに感謝したい」とも述べ、射程の長い兵器を使って攻撃を行ったことも示唆しました。

無人機の破片が落下 ロシアの弾薬庫が火災 ミサイルなど保管か

ロシア北西部の州で、ウクライナ軍の無人機による攻撃があり、撃墜された無人機の破片が弾薬庫に落下して火災が発生しました。この弾薬庫についてウクライナのメディアは、ロシア軍がウクライナへの攻撃に使う弾道ミサイルなどが保管されていたという見方を伝えています。

ロシア北西部のトベリ州は18日、ウクライナ軍の無人機による攻撃があり、撃墜した無人機の破片が弾薬庫に落下して火災が発生し、付近の住民が避難したと発表しました。

ロシア国営のタス通信は、ロシア保健省の担当者の話として、13人がけがをして入院したと伝えています。

また、ロイター通信は、今回の攻撃に関連し、NASA=アメリカ航空宇宙局の衛星がおよそ14平方キロメートルの範囲から発せられる強い熱源を捉えたほか、地震を観測する施設が地震のような揺れを感知したとして、大規模な爆発が起きたと伝えています。

一方、ウクライナのメディアは、ウクライナ保安庁の関係者の話として、弾薬庫にはロシア軍がウクライナに対する攻撃で使用している弾道ミサイルや爆弾に誘導装置や翼を装着した「滑空爆弾」などが保管されていたという見方を伝えています。

その上で、ロシア軍がウクライナを攻撃する際に使用するミサイルなどを破壊し、ロシア軍の攻撃能力を奪うことを目的とした作戦を行っているとしています。

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