18日、ワシントンの連邦議員会館で話すシンセキ元退役軍人長官(共同)

 【ワシントン共同】日系米国人の退役軍人団体、全米退役軍人ネットワークと米国立陸軍博物館は18日、第2次大戦中に欧州の激戦を戦った日系2世の部隊に関する移動展覧会を2026年から米国各地で開くと発表した。「敵性外国人」として偏見にさらされ、差別と闘いつつ大きな功績を残した歴史を後世に伝える。  1941年の真珠湾攻撃後、日系人約12万人が「敵性外国人」とされ、各地の強制収容所に送られた。米国への忠誠を示す日系の志願兵で編成した米陸軍の第442連隊戦闘団は欧州の最前線で戦闘に従事し、多数が死傷した。  「私は米国人だ」と題する展覧会は、442連隊戦闘団の隊員が肩に付けた記章などを展示する。


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