中国人民解放軍の教育機関で訓練を受ける若者たち=4月、中国山東省青島市(共同)

 【北京共同】中国で21日、学校や社会で国防に関する教育を強化するため改正された国防教育法が施行される。小中高校、大学と教育の各段階で目標を設定して国防意識を向上させ、兵役に就く意欲を高める。20日付の軍機関紙、解放軍報は「青少年への国防教育強化は富国強軍の基礎だ」とする記事を掲載した。  小学校で一定の国防意識、中学校で初歩的な国防知識と国防技能を身に付けさせると規定。高校で基本的な国防理論を把握させ、大学では強固な国防思想を備えさせる。学生を対象に実施する軍事訓練のレベルを向上させるよう求めた。  学校で「兵役宣伝教育」を展開し「学生に兵役への意識を高め、兵役に服するのは栄誉だという良好な雰囲気をつくらなければならない」とした。軍への入隊を促す考え。改正法は13日に全国人民代表大会常務委員会の会議で可決された。


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