アメリカのブリンケン国務長官は訪問先の中国で、25日共産党の指導部メンバーで上海市トップを務める陳吉寧書記と会談しました。
この中で、ブリンケン長官は「われわれは国民と世界に対し、両国関係を責任をもって管理する義務があり、とても真剣に受け止めている」と述べ、両国関係の安定化を図っていく姿勢を強調しました。
これに対し、陳書記は「中国とアメリカの関係はいま、世界で最も主要な二国間関係であり、両国関係は絶えず前進している」と応じ、両国が対立ではなく、協力を選ぶべきだという考えを示しました。
ブリンケン長官は25日午後、北京の空港に到着し、中心部ではブリンケン長官を乗せたとみられる車列や車から降りてきた関係者の姿が確認できました。
ブリンケン長官は26日王毅外相と会談する予定で、去年6月に中国を訪問したときと同様に習近平国家主席と会談する可能性もあります。
26日の会談では、台湾や南シナ海のほか、ウクライナをめぐる情勢など、双方の立場に隔たりがある課題について意見が交わされる見通しで、両国関係の安定化につながるかが焦点です。
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