イランは、1980年にイラン・イラク戦争が開戦した日に合わせ、毎年、各地で軍事パレードを行っています。

21日、首都テヘランで行われたパレードでは、ミサイルや戦車のほか、イランが開発を進めている無人機などが公開されました。

このうち、初めて公開された新型の自爆型無人機「シャヘド136B」について、国営テレビは4000キロ以上の飛行が可能だと伝えています。

ペゼシュキアン大統領は「われわれが団結すればイスラエルは今、この地域で行っている犯罪行為をできなくなる」と演説しました。

イランはことし7月にイスラム組織ハマスの最高幹部がテヘランで殺害されたことを受けて、イスラエルに報復する構えを崩していません。

また、9月17日からレバノンで相次いだ通信機器の爆発についてもイスラエルの犯行だとしたうえで、イランが支援するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラによる報復に中東各地の武装組織が加わる可能性を示唆しています。

イランとしては、イスラエルがハマスやヒズボラへの攻勢を強める中、軍事力を誇示するとともにイスラエルを強くけん制した形です。

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