※中東情勢に関する日本時間9月23日の動きを随時更新してお伝えします。

パレスチナのイスラム組織ハマスと連帯するレバノンのヒズボラは22日、レバノン国内で通信機器を使った連続爆発で多数の死傷者が出たことに対する第1段階の報復として、イスラエル北部のハイファ近郊にある軍需企業をミサイルなどで攻撃したと発表しました。

イスラエル軍は一連の攻撃にはおよそ150のロケット弾やミサイルそれに無人機が使われ、多くは撃ち落としたものの一部は命中し、地元メディアは5人がけがをしたと伝えています。

ヒズボラはSNSを通じて攻撃に使ったとする射程の長いミサイルの映像を公開したほか、ヒズボラのナンバー2のカセム氏は22日、演説し「全面的な戦闘という新たな段階に入った」として攻撃を強める構えです。

これに対しイスラエル軍は22日の発表でレバノン南部にあるヒズボラのミサイルの発射台などおよそ290か所を空爆したことを明らかにし「ヒズボラの軍事能力をそぐため作戦を継続する」としています。

ネタニヤフ首相は声明で「ここ数日で、ヒズボラには彼らが想像もしていなかったダメージを与えた。安全を取り戻すためあらゆる行動をとる」としています。

イスラエルとヒズボラ双方が態度を硬化させるなか、戦闘がさらに激しくなることが懸念されます。

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