記者会見する経団連の十倉雅和会長(24日、東京都千代田区)

経団連の十倉雅和会長は24日の記者会見で、中国広東省深圳市で日本人の男児が刺殺された事件に関し、円滑な経済活動への安全確保策を求めた。「国をひらいて貿易や国内投資をアピールしようとする国は(外国人が)安心して働ける環境をつくるのが第一だ」と訴えた。

日本企業による中国への投資に「決して良い方向に影響を与えていない」と言明した。男児の死亡は「将来の日中の架け橋になるかもしれない若い命を失い、両国にとって大きな損失となる」と話した。

立憲民主党の新代表になった野田佳彦元首相については「非常に弁の立つ実力者だ」と評価した。「自民党の次の総裁が誰になるにせよ、国会での議論などに弾みがつく」と語った。

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