アメリカのトランプ前大統領は24日、大統領に返り咲いた場合には、メキシコから輸入される全ての自動車に100%の関税をかけると表明しました。
トランプ氏は、大統領選挙激戦州の1つ南部ジョージア州で演説し、海外から輸入される自動車によって「アメリカの自動車産業が壊滅的な打撃を受けている」と指摘しました。
その上で、中国などがメキシコに自動車工場を建設しているとして、「メキシコとの国境を越えてくる全ての自動車に100%の関税を課す」と関税の強化を表明しました。
また、自動車メーカーにはアメリカ国内に工場を建設し、アメリカ国民を雇用するよう求めました。
メキシコには日本の自動車メーカーも生産拠点を構えていることから影響を与える可能性があります。
トランプ氏が演説した場所は自動車製造の拠点でもあり、労働者に対して、雇用の維持や賃金の上昇をアピールする狙いがあったとみられます。
トランプ氏はこれまでも、アメリカの国内の製造業と雇用を保護するために輸入品への関税強化を繰り返し訴えてきています。
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