ロシアのプーチン大統領は25日、中国を5月に訪問する考えを示した。プーチン氏は3月の大統領選で当選し、5月の次期任期就任後で初の外遊となる見通し。
プーチン氏はモスクワで開催した経済団体の会合で「5月に(中国を)訪問する予定がある」と述べた。具体的な日付には言及しなかった。中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席との首脳会談に臨むものとみられる。
ロシア外務省は4月9日にラブロフ外相の訪中を受けて、プーチン氏の訪中が「今年予定されている」と発表していた。
プーチン氏は3月の大統領選で勝利し、通算5選が決まった。5月7日の就任式後、最初の外国訪問先として中国を訪れ、習氏と会談することを「真剣に検討する」と発言していた。
ラブロフ氏は4月の訪中で習氏と会談し「ロシアの外交政策の優先事項はあらゆる面での対中関係の強化だ」と表明した。
ロシアのウクライナ侵略が長期化する中、プーチン氏は訪中で中国との外交や貿易関係を一段と強化する狙いとみられる。
プーチン氏は2023年10月にも訪中し習氏と会談した。両首脳は経済やエネルギー安全保障を巡る結束について確認した。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。