NATOのストルテンベルグ事務総長は、国連総会が開かれているニューヨークを訪れていて、24日、現地でNHKの取材に応じました。

この中で、ウクライナ侵攻を続けるロシアに中国が支援していると指摘されていることについて「中国はロシアの戦争経済を支えている。ロシアがウクライナで使用しているミサイルや爆弾は中国が提供した技術や部品を使って製造されている」と述べ、中ロの軍事面での連携強化に深い懸念を示しました。

そのうえで「アジアで起きていることはヨーロッパにとって重要で、ヨーロッパで起きていることはアジアにとって重要だ。私は日本と卓越した友好関係を強化するため、力を尽くしてきた」と述べ、アジアとヨーロッパの安全保障は不可分との認識を示すとともに、民主主義の価値観を共有する日本との協力の重要性を強調しました。

一方、11月のアメリカ大統領選挙でトランプ前大統領が当選した場合、NATOへの関与を弱めるのではないかと指摘されていることについて「アメリカではNATOに対し強力な超党派の支持がある」と述べ、アメリカとNATOの関係は選挙結果に左右されることはないとの見方を示しました。

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