【バンコク=藤川大樹】タイのワチラロンコン国王は24日、同性カップルの結婚を法的に認める法案を承認した。王室官報に掲載された。  同性婚の法制化は東南アジアで初めて。アジアでは台湾、ネパールに続き3例目となる。120日後に施行され、同性カップルは来年1月22日から婚姻届を提出できるようになる。

タイのペートンタン首相(資料写真)

 法律の規定では「男女」を「個人」、「夫、妻」を「配偶者」などと表現。同性カップルにも男女の結婚と同様に法的な権利を保障し、養子縁組や相続の権利が認められるようになる。  法案は3月に下院を、6月に上院を通過していた。ペートンタン首相はX(旧ツイッター)に「#LoveWins」のハッシュタグを付けて「みんなの愛におめでとう」と投稿した。 

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