日本時間の25日夜10時前、中国内陸部にある酒泉衛星発射センターで、中国の宇宙ステーション「天宮」に向けて3人の宇宙飛行士をのせた宇宙船「神舟18号」が打ち上げられました。

現在「天宮」に滞在している飛行士たちと交代し、およそ6か月間、実験活動や設備の補修などにあたるということです。

中国メディアは、5月には、月の裏側に向けて、無人の月面探査機「嫦娥6号」が打ち上げられると伝えています。

月の裏側の南極周辺では、飲み水や燃料としての利用が期待される水が氷の状態で存在する可能性が指摘されていてアメリカやインドも探査を進めています。

中国は、アメリカが主導する国際月探査プロジェクト「アルテミス計画」に対抗して、2030年までに有人での月面着陸を目指すほか、2035年までにロシアなどと進める月面基地の基本的な施設を整備するとしていて、宇宙開発をめぐる競争が一段と激しくなりそうです。

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