【エルサレム共同】イスラエル軍は27日、レバノンの首都ベイルート郊外にある親イラン民兵組織ヒズボラの本部を空爆したと発表した。イスラエルメディアによると、指導者ナスララ師を標的にした攻撃だった可能性がある。ナスララ師の安否は不明。報復としてヒズボラがイスラエル攻撃を強化し、交戦がさらに激しくなる恐れがある。  イスラエルのネタニヤフ首相は27日、ニューヨークでの国連総会の一般討論で演説し、ヒズボラへの攻撃を続ける意向を表明していた。首相府によると、ネタニヤフ氏は予定を繰り上げて帰国することを決めた。  レバノン国営通信によると、同国のミカティ首相は、イスラエルが交戦停止に向けた国際的な努力を気にかけていないと批判した。  イスラエル軍がヒズボラの弱体化を狙ってレバノンに地上侵攻する可能性を懸念する米仏日などは、回避に向けた交渉時間確保のため21日間の交戦停止を求めている。  ネタニヤフ氏はヒズボラとの交戦の影響で避難している北部住民の帰還を目標に掲げている。


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