ウクライナ北東部スーミ州の州都スーミで28日、ロシア軍の攻撃があり、少なくとも8人の死亡が確認された。ウクライナ非常事態庁が発表した。ゼレンスキー大統領はX(旧ツイッター)で、病院が被害に遭ったことを明らかにし、「ロシアは民間施設や人々の命に戦争を仕掛けている」と非難した。

 非常事態庁の発表によると、スーミ市内の病院が28日午前、ロシア軍の無人航空機(ドローン)で2度にわたって攻撃された。最初の攻撃を受けて、現場に駆けつけた救助隊や警察官が病院職員と患者らを避難させている間に、新たな攻撃が発生。2度の攻撃で警察官ら計8人が死亡、11人が負傷した。

 一方、中部ドニプロペトロウスク州の工業都市クリビーリフでは27日、警察官の庁舎がロシア軍の攻撃を受けた。非常事態庁によると、28日までに4人の死亡が確認されている。(パリ=宋光祐)

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