この見本市は今回が10回目で、福島県や山形県などが初めて参加したほか、日本各地の酒蔵や酒造会社などから400種類以上の日本酒が集められました。

会場を訪れた人たちは、担当者たちの説明を聞きながらグラスに注がれた日本酒を味わっていました。

訪れた人たちは「製造者からの助言を得ると違いが理解できるし、微妙な部分がわかる」とか「日本酒のボトルはとてもきれいだと思う。そして味わいも違う。飲むたびに何か違うものがある」などと話していました。

見本市では、パリの有名レストランのシェフが日本酒に合った創作料理を作って提供するセッションも開かれ、参加した人たちはさまざまな料理に合う日本酒の魅力について意見を交わしていました。

主催団体によりますと、日本酒のフランスへの輸出は、この10年ほどで大きく増加していて、輸出額は6倍以上となっています。

主催した団体のシルヴァン・ユエ会長は「多くの人が酒を楽しむようになっているのはワインに似ているからではなく、ワインとは違うからだ。アルコールの消費量が減少する中、日本酒とワインは市場において競争相手というより補完し合っている」と述べ、フランスにおける日本酒のさらなる広がりに期待を示していました。

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