イスラエル軍は29日、イエメンの港湾都市ホデイダなどの発電所や港を標的に空爆を実施したと発表した。同軍は、イエメンの反政府組織フーシが石油や軍事物資、イランの兵器を移送するために港を使っていたと主張。最近のフーシによるイスラエルへの攻撃に対する報復措置だとしている。

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 ロイター通信によると、フーシは28日、イスラエルの商都テルアビブ近郊の国際空港に向けて弾道ミサイルを発射したと発表。27日にも、テルアビブと南部の都市アシュケロンに向けて弾道ミサイルやドローンを発射したと主張していた。イスラエル軍はいずれも迎撃したとしている。

 同通信によると、イエメン保健省は29日のイスラエル軍による空爆で、4人が死亡、29人が負傷したと明らかにした。イラン国営通信によると、イランのカナニ外務省報道官は同日の声明で、イスラエル軍のホデイダへの攻撃について、民間インフラを標的にしているなどと非難した。(エルサレム=加藤あず佐)

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