ロシア政府は30日、議会下院に来年、2025年の予算案を提出しました。

このうち国防費はおよそ13兆5000億ルーブル、日本円で20兆円あまりと、ことしの予算と比べて25%増額するとしています。

また、予算案全体の32%を占める見通しです。

これについて財務省は「軍が任務を確実に遂行するため国防力の強化に必要な資金を提供する」としています。

ウクライナへの軍事侵攻が長期化する中、プーチン大統領は先月、軍の定員を18万人増やし150万人とすると発表していますが、それに先だって軍に入隊する際に兵士が受け取る一時金をこれまでのほぼ倍にするなど兵士の確保のためのてこ入れを図っています。

増大する国防費は、無人機や弾薬の増産に加え、契約軍人の人件費の増加に備えたものとみられます。

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