【ワシントン共同】米大統領選に向け、民主党のウォルズ・ミネソタ州知事(60)と共和党のバンス上院議員(40)の両副大統領候補によるテレビ討論会が10月1日(日本時間2日午前)にニューヨークで開かれる。2人の初の直接対決は全米に生中継され、支持率が拮抗する大統領選の最終盤の情勢を左右する可能性がある。  今回が11月5日の投開票前に開かれる最後の討論会になるとの見方もあり、ウォルズ氏は勢いの維持を目指し、バンス氏は挽回を図る。  経済政策や人工妊娠中絶、不法移民問題や外交などが主な議題となる。ウォルズ氏はトランプ氏に近い保守系シンクタンクがまとめた政府再編構想がトランスジェンダーらを抑圧する内容だと批判しており、出産経験のない女性や移民を中傷したバンス氏の過去の発言も問題視する構えだ。  一方、バンス氏は不法移民の流入やインフレを追及。ウォルズ氏は急進左派だとし、戦場に赴いた経験はなく、軍歴を偽っているとも主張するとみられる。CNNテレビは9月30日、ウォルズ氏が討論会を前に「緊張している」と伝えた。


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