米国務省=2023年12月、ワシントン

 【ワシントン共同】米国務省のキャンベル副長官は2日、イランによるイスラエルへのミサイル攻撃で緊迫する中東情勢について「ナイフの刃の上でバランスを保っているようなものだ」と強調し、紛争拡大への危機感を表明した。イスラエルに抑制的な行動を求める考えも示した。米シンクタンクのオンラインイベントで話した。  キャンベル氏はイランの攻撃に対し「何らかの対応を取ることは重要だ」とする一方、「敵対行為がさらに拡大し、継続することへの懸念が現実のものとなっている」と指摘。イスラエルだけでなく、米国の戦略的利益も危険にさらされる可能性があると述べた。


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