イスラエル軍は2日の深夜、レバノンの首都ベイルートを空爆したと発表しました。

詳しい状況は明らかにしていませんが、レバノンの保健当局は空爆で9人が死亡したとしています。

この空爆について、アラブ系の別のメディアはヒズボラが拠点とする地区とは別の場所にあるアパートが攻撃されたと伝えています。

さらにイスラエル軍は3日にかけて地上侵攻に踏み切ったレバノン南部でもヒズボラの拠点を空爆し、戦闘員およそ15人を殺害したなどと主張しました。

一方、レバノンの保健当局は2日、イスラエル軍が南部など各地で空爆を行い、1日で46人が死亡、85人がけがをしたと発表しました。

空爆の回数は2日間でおよそ130回に上ったとしています。

また、去年10月にパレスチナのガザ地区でイスラム組織ハマスとイスラエル軍の戦闘が始まって以来、ハマスに連帯を示すヒズボラとイスラエル軍の間でも攻撃の応酬が続いていて、レバノン側での死者はおよそ1900人に上っているとしています。

さらに避難を余儀なくされている人は120万人に上り、レバノンでも人道危機が深刻化しているとして国際社会に支援を求めていて、レバノン情勢は緊迫の度合いを増しています。

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