警官の一部有罪の評決を受け、取材に応える被害者タイリー・ニコルズさんの母親(右から2番目)=3日、テネシー州メンフィス(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米南部テネシー州メンフィスで昨年1月に黒人男性が警察官に暴行され死亡した事件で、メンフィスの連邦地裁の陪審は3日、捜査を妨害した罪で元警察官の被告3人に有罪の評決を言い渡した。一方で人権侵害の罪については無罪とした。量刑は後日言い渡される。  事件には黒人の元警察官計5人が関与し、警察の過剰な暴力への批判が高まった。うち2人は有罪を認めて司法取引に応じていた。今回の連邦法上の裁判とは別に、5人は州法の殺人罪などで起訴されている。  被害者のタイリー・ニコルズさん=当時(29)=は交通違反の取り締まりの際に警棒や拳で殴るなどの暴行を受けて死亡した。


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