日本政府はレバノンに滞在するおよそ50人の日本人などが国外退避する場合に備えて、3日、航空自衛隊の輸送機2機を派遣し、日本時間の4日午前、周辺国のヨルダンに到着しました。

防衛省によりますと、中谷防衛大臣からの命令を受けてこのうち1機がレバノンの首都ベイルートの空港に移動し、国外退避を希望した日本人11人と、外国籍の家族1人、それにフランス人4人の合わせて16人を乗せて日本時間の午後9時前、ヨルダンまで運んだということです。

自衛隊機による在留邦人などの輸送は、去年11月にイスラエルで行われて以来、今回で9回目で、レバノンでは初めてです。

防衛省は引き続き輸送機をヨルダンなどに待機させ、今後の日本人などの輸送に備えることにしています。

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