アメリカでは9月下旬に上陸したハリケーン「ヘリーン」の被害が広がりCNNテレビによりますと南部ノースカロライナ州やジョージア州などあわせて6つの州で少なくとも227人が死亡し、2005年に1800人以上が犠牲になったハリケーン「カトリーナ」以来、最悪の被害が出ているとしています。

ハリス氏は5日、ノースカロライナ州の被災地を訪問し、地元の州知事や復旧活動にあたるボランティアらと面会しました。

ノースカロライナ州はハリス氏が2日に訪問したジョージア州とともに、大統領選挙の行方を左右する激戦州で、危機管理にあたる姿勢をアピールするねらいがあるとみられます。

一方、共和党のトランプ前大統領は5日、激戦州ペンシルベニア州で開いた集会で、ハリス氏らのハリケーンへの対応について「カトリーナ以来、大統領と副大統領による最悪の対応だった。許されるべきではない」と批判しました。

2012年の大統領選挙では選挙戦の終盤にハリケーンの大きな被害が出て、当時のオバマ大統領の対応が評価されたことが再選を後押ししたとされていて今回もハリケーンへの対応が選挙戦に影響を与えるのか、関心が集まっています。

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