ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、ロシアによる軍事侵攻を終わらせるためとしてまとめた「勝利計画」について、今月12日にドイツで開かれるウクライナ支援に関する首脳級の会合で各国に示すとSNSで明らかにしました。

その上で「ロシアによる侵略を阻止できるのはパートナーの決意とウクライナの強化だ」と訴え、各国から「勝利計画」への支持を得たい考えです。

首脳級の会合はアメリカのバイデン大統領の呼びかけで開かれるだけに、ゼレンスキー大統領としては、欧米から供与された射程の長いミサイルをロシア領内への攻撃で使う許可を改めて求めるものとみられます。

一方、ロシア国防省は6日、ロシア西部のクルスク州で越境攻撃を行うウクライナ軍を撃退する作戦を続けているとして新たに国境を突破しようとした部隊を相次いで阻止したなどと主張しました。

ウクライナ軍は6日、「クルスク州での作戦は進行中だ」と発表していて、越境攻撃を始めてから2か月がたった今も国境付近での戦闘が続いていると見られます。

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