ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、ビデオ演説を行いウクライナ東部のドネツク州で、ロシア軍が攻勢を続けていることについて「依然として非常に困難な状況だ」と述べました。

その上で「われわれの戦力の大幅な強化が緊急に必要だということを仲間の国々に納得させる」と述べて、10月12日にドイツで開かれるウクライナへの軍事支援を協議する首脳級の会合で、あらためて支援の重要性を訴えると強調しました。

一方、イギリス国防省は7日、ロシア軍兵士の1日あたりの死傷者数の平均が9月は1271人で、2022年2月のウクライナへの軍事侵攻開始以降、最も多くなったとの分析を明らかにしました。

背景には、ウクライナ東部のハルキウ州やウクライナ軍の越境攻撃が続くロシア西部クルスク州などで、戦闘地域が拡大していることがあると指摘しています。

また、ロシア軍の死傷者は、あわせて64万8000人を超えた可能性があるとしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。