バイデン大統領の任期は2025年1月までだ=ロイター

【ワシントン=芦塚智子】米ホワイトハウスは8日、バイデン大統領が10日から予定していたドイツとアフリカ南部のアンゴラ訪問を延期すると発表した。南部フロリダ州直撃が予測される大型ハリケーン「ミルトン」への備えと対応の指揮を執るためと説明している。

アンゴラ訪問は、バイデン氏が大統領としてアフリカのサハラ砂漠以南を訪れる初めての機会になるはずだった。ドイツではショルツ首相らと会談し、ロシアの侵略が続くウクライナへの支援強化策などの協議を予定していた。

バイデン氏は再選出馬を断念しており、任期は2025年1月まで。2カ国訪問で外交の実績を示す狙いがあった。バイデン氏は8日、記者団に対し「まだ訪問するつもりだ」と述べ、任期中に外遊を実現したい意向を表明した。同日にショルツ首相と電話するとも語った。

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