【イスタンブール=時事】レバノン南部の平和維持を担う国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は10日、南部ナクラの監視塔がイスラエル軍の戦車の発砲で倒壊し、兵士2人が負傷したと明らかにした。UNIFILは「平和維持部隊へのいかなる意図的な攻撃も国際人道法違反だ」と強調した。

声明によると、レバノンの別の町ではイスラエル軍による攻撃で、平和維持部隊が使う地下シェルターの入り口が被弾し、車両や通信システムが損壊。9日にはイスラエル軍兵士が故意にUNIFIL拠点にある監視カメラへ発砲したという。

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